僕はいつもギター中年
このところよく某オークションサイトを見ている。
ソフトバンクホークスの本拠地のアレだ。孫さんのアレだ。
過去のブログ以降、
「まさかホントにオークションに出品されてないよな?」と疑心暗鬼になり、
「スーツ 無地 黒 AB6」で検索するがどうもそれっぽいものは見つからない。
「金目当てじゃなきゃ何のために……」とそれはそれで深まるミステリー。
俺の中の金田一の孫も首を捻る。
しかし最近検索しているものは別のモノ、
エフェクターである。
ギターを嗜む御仁にとっては馴染みの深いモノ。
馴染み深くない方に説明すると、
エレキギターとアンプ(スピーカー的なもの)の間に接続して、
ギターの音を歪ませたり揺らがせたり加工する優れ物だ。
そして、夢に向かって駆け出したばかりのギター少年が
「(好きなギタリストと同じ)音が出ねぇ」
といって夢を諦める原因の一つである。
昨今のアーティストの多くは、各々がこだわりを持った多数のエフェクターを介し、
作り上げた音源を世に輩出している訳だ。
もちろんギターのみのクリーントーンや、アンプのゲインを上げた音だけで
演奏するのもそれはそれで味がある。
メリハリをつけるなど曲中狙ってそうすることも多い。
というか細かいミスなどの誤魔化しがきかないから練習にはもってこいだが、
アンプの出力にも限界はあるし、
CD音源やライブで徹頭徹尾そうしているアーティスト(ロキノン系)は
あまり思い浮かばない。
近年じゃ、ザ50回転ズくらいしか思い浮かばない。
(キワモノバンドみたいな風貌だけど、そんなことないよ)
もちろん世のギター少年見習い達はそんな情報知るはずもない。
各々が、好きなギタリストと同じモデルのギターを買うとして
付け合せに『BOSS OD-3(オーバードライブ、音を歪ませる)』を買う奴はいない。
色々お膳立てされた
『初心者用ギターセット(安ギター、安アンプ、その他小道具諸々)』
の中にも当然エフェクターは入ってない。
いや、よしんば知っていても手が出る訳が無い。
なんせこのエフェクターというシロモノ、値段が高いのだ。
先に挙げた『BOSS』のODシリーズ、最もポピュラーなこいつでさえ
中古で5000円以上は覚悟しなければならない。
もちろん廉価版的なメーカーから産出しているものもある。
貧乏人の味方『BEHRINGER』とかね。
それでも、揺らし系、空間系、フィルター系等様々な種類を揃えようもんなら
あっという間に赤貧だ。
そりゃそうだ、なんせ学生という生き物は基本的に金が無い。
サークルに飲み会に彼女とのデート、とにかくあらゆる事に金が飛ぶ。
かくいう俺もバイト先のパスタ屋の賄いで食い繋いでいた位お金が無かったもの。
土日は昼夜賄いだったこともザラだ。
ただでさえ気に入ったギターに大枚はたいて、できればミニアンプも買って、
その上で(やる気が)続くかどうか分からない状態で
周辺機器に投資をできる訳が無い。
そんなことができるのは、よっぽどなボンボンか、
よっぽどな向こう見ずか、
よっぽどな野心家だけである。
書いてて気づいたけど、
俺サークルに入ってなかったし、
飲み会も誘われないし、
彼女もいなかったのに何で金が無かったんだ?
うーん、ミステリー。
俺の中の金田一が騒ぎ始めたのでこの辺で一旦切ります。続く。
BEHRINGER ベリンガー チューブサウンドオーバードライブTUBE OVERDRIVE TO100
- 出版社/メーカー: BEHRINGER(ベリンガー)
- メディア: エレクトロニクス
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(貧乏人の味方『BEHRINGER』のシリーズも、輸入代理店『サウンドハウス』が
その業務を終了してしまったことから、どんどん品薄になっていくらしい)
『50回転ズのギャー!!+15』~10th Anniversary Edition~(通常盤)
- アーティスト: ザ50回転ズ,ベイ・シティ・ローラーズ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2016/11/16
- メディア: CD
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書いてる途中で知ったんだけど、ギターは改造しているらしい。
後、思ったけど、
身近に先輩ギター少年がいれば、
「これは買っておいた方がいい」とかアドバイスしてくれたんじゃないの?